【番外編】「安物買いの銭失い」では済まない。僕がクラウドファンディングで失敗した話

皆さん、こんにちは。副業いぬ🐶です。

​今回はガジェットのレビューではなく、僕がブログのテーマである「高コスパでQOLを向上させる」という軸を強く持つに至った、苦い経験について正直にお話ししたいと思います。

​テーマは、クラウドファンディング(CF)での失敗談です。

全部盛りの高性能に惹かれた僕の過ち​

​あれは数年前、今ではそれなりに有名になった某音響機器メーカーが、完全ワイヤレスイヤホン(仮に「プロジェクトX」と呼びます)の開発資金をクラウドファンディングで募っていました。

​当時の僕は、そのスペックに完全に魅了されました。ノイズキャンセリングはもちろん、アプリイコライザー、ハイレゾ対応など、当時としては全部盛りの性能に心を奪われました。​CFだからリスクは承知しています。開発が遅延したり、最終的な性能が公称通りでなくても仕方ないと。

しかし、まさか「支援」という名の裏切りを経験するとは思いませんでした。​

決定的な裏切り「開発中のはずの製品がAmazonで売られていた」​

しばらくは開発日誌も投稿され、順調に進んでいるように見えました。ところが、数ヶ月後、開発日誌のコメント欄やSNSに、衝撃的な情報が流れ始めたんです。​

「今回のCFで開発しているはずのイヤホンが、Amazonや海外通販サイトで売られているぞ」

​まさか、そんなことはないだろうと疑いつつ調べてみると、本当に販売されていました。しかも、すでに購入した人による写真付きのレビューまで付いている状態です。​「開発資金を支援したはずの製品が、僕たち支援者の手元に届く前に、一般ルートで売られ、すでに他人がレビュー済み」​この事実は、僕のクラウドファンディングというものに対する信頼を根底から揺るがしました。​

メーカーの不透明な釈明と残った不信感

​支援者仲間とSNSで繋がり、それぞれ個別でこの販売状況について問い合わせました。初期は無反応でしたが、集団で苦言を呈したことで、メーカー側から反応がありました。

​彼らの回答は、「デモ品がいくつか製造されており、それが手違いで販売されてしまった」というものでした。​

「既製品だったなら、そもそも資金集めの目的(用途)は何ですか?」 僕は最後までこの一点を追求しましたが、メーカーからは曖昧な回答しか得られず、うやむやのままやり取りが終わりました。

​その後、Amazonや海外通販サイトでの販売は一時的に停止されましたが、僕の不信感は募るばかりでした。​この経験から、僕が皆さんに伝えたいことがあります。​

「それって本当に開発費用ですか?」​

魅力的なプロジェクトがあっても、その資金が本当に何に使われるのか、過去の実績やメーカーの姿勢をよく調べてから支援することをお勧めします。

​市場価格より安くても「コスパが悪かった」

​結局、プロジェクトXは僕の手元に届きました。

​確かに製品は公称通りのスペックで、性能自体に問題はありませんでした。そして、市場流通版の価格から約5,000円ほど安く手に入ったのも事実です。

しかし、僕の最終的な感想は、「このイヤホンはコスパが悪かった」です。​

安くても、QOLは向上しなかったんです。

​支援者なのに非支援者に先に使われたという不公平感。​

「騙されたんじゃないか」という後味の悪さ。​資金の使途が不明瞭なメーカーへの不信感。​

これら「感情的なコスト」をすべて加味すると、5,000円安く手に入れたところで、僕の精神的なQOLは大きく低下しました。

​まとめ:失敗から学んだ、僕が「高コスパQOL向上」を追求する理由

​この苦い経験は、僕のブログの原点です。​「安さ」と「高性能」だけでは、QOLは向上しない。​「安心」と「信頼」が伴って初めて、その製品は真の「高コスパ」となり、僕たちの生活を豊かにしてくれる。

​だからこそ、僕はメーカーの宣伝文句やスペックに踊らされず、実際に使って信頼できる、心から納得できる価格帯の製品だけを、時間をかけて丁寧に紹介していきたいと思っています。

​この経験は痛い勉強代でしたが、「安さ」 よりも 「安心」 や 「信頼」 がQOL向上の絶対条件だと教えてくれました。今後も、この教訓を忘れずにブログを続けていきますので、応援よろしくお願いします。

副業いぬ🐶でした。

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